曽根天満宮秋祭り
学問の神様菅原道真を祀り、10月13日・14日に行われる秋祭りは勇壮・華麗で知られています。神事も多彩で、のぼりを立てた竹を男衆たちが地面に激しく叩きつけて割る「竹割」や、童児(頭人)が額に「ハ」の字を描き、狩衣姿に山鳥の羽を立てた花笠をかぶり、馬の背に乗って宮入りする絵巻物さながらに美しい「一ツ物」が有名です。もちろん祭りの最大の呼び物は豪華絢爛な屋台の練り合わせで、屋根に布団を敷き重ね、四隅をピンとはねあげた色鮮やかな布団屋台が威勢よく練り合わさると、祭りは最高潮。やがて陽が沈んでも、名残を惜しむかのように灯りを点した美しい屋台がいつまでも闇の中に浮かび上がっています。
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