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絶景も、グルメも、ロマンも、
高砂の魅力に出会いにいく

takasago 1day trip takasago 1day trip

高砂を巡る1日旅

京阪神エリアから海沿いの電車に揺られること1時間。
車窓は住宅街や田んぼなどを映しながら、
大きな川を越え、すこし重工業の気配も感じる街へたどり着く。
兵庫県内でも有数の歴史を持つエリア、高砂。
そこでは、味わいのある古民家のカフェや商店街のイベント、
美味しいランチ、ずっと変わらず街を見守る神社仏閣、
そしてなんといっても派手なお祭りなど、
たくさんの魅力が詰めこまれていた。
祭りなどを狙っていくのもよし、週末にふらっといくのもよし。
心も身体も満たされる、高砂の1日旅をご紹介。

車窓から見える高砂市

車窓から見える高砂市

#01

100回を超えて愛される地域のマーケット

朝ごぱん市

人で賑わう高砂銀座商店街 人で賑わう高砂銀座商店街

高砂駅に降り立ち、目的地である高砂銀座商店街へ。
歴史の息吹感じるアーケードを通って会場に着くと、そこには爽やかな朝を謳歌する人たちの姿が。きっと常連なのだろう、店主と長話に興じるお客さんや、軽く挨拶して通り過ぎる地元客、ついつい買い込みすぎて一息つく場所を探している新顔のお客さん。

たまたま目に留まったお客さんの美味しそうな料理を見つめ、これはどこで買えるのだろうと辺りを見回す。あった。目よりも先に出汁の匂いが鼻腔をくすぐる。大きな声で一品一品紹介するおばあちゃんを横目に、お目当ては「つりた」の上巻。「これも美味しいよ!」と次々に紹介される品々に心奪われ、一店舗目にもかかわらず、あっという間に手元にフルコースが揃う。

雑踏を離れ、傍にあるテーブルに腰掛けて一休み。さっき買った上巻を一口いただこう。どれどれ、ふむふむ。ふっくらとしていて、濃過ぎず薄過ぎず、それぞれの具材が良い具合に調和している。もう一品と天ぷらにも箸を伸ばしつつ、目はすでに次のメニューを探していた。

  • 高砂銀座商店街
  • 毎月第3土曜日 8:00-11:00
  • takasago.asagopan

#02

神代の文化に触れ、御朱印で神仏と御縁結び。

御朱印巡り

神社仏閣を訪れるにあたり、欠かせないものがある。
それが御朱印帳。
神社仏閣ごとに個性のある筆致やデザインの御朱印は、眺めているだけでなんだか楽しくなる。

十輪寺

十輪寺 御朱印

住職が自ら彫った
版画を取り入れた御朱印

版画の力強さや独特のかすれが相まって、このまま飾りたくなるような味のある御朱印。「寶瓶之御影(ほうびょうのみえい)」の文字が書かれており、十輪寺が所蔵している高砂市の指定文化財「法然上人像(宝瓶の御影)」が由来。

十輪寺

高砂神社

高砂神社 御朱印

縁結びの御朱印

結婚式の際に仲人が謳うことで知られる謡曲「高砂」に登場する縁結びや和合、長寿の象徴「相生の松」で有名なのが高砂神社。
月替わりをはじめ、様々な種類の魅力的な御朱印があるので、ぜひお楽しみに。

高砂神社

鹿嶋神社

鹿嶋神社 御朱印

一願成就の御朱印

一つの願いを必ず叶えてくれる「一願成就」で有名な鹿嶋神社は、地元の人たちから「鹿嶋さん」と呼ばれ親しまれている。
紙面いっぱいに駆ける力強く躍動感のある筆は、なんだかずっと眺めていたくなる。

鹿嶋神社

生石神社

生石神社 御朱印

日本三奇の御朱印

水に浮かぶ巨石「浮石」で知られ、日本三奇の一つに数えられる“石の宝殿”生石神社。神代の昔、大穴牟遅命(おおあなむちのみこと)と少毘古那命(すくなひこなのみこと)の二神が天津神の命を受けて播磨国に来た時に、国土を鎮めるに相応しい石造りの宮殿を建てようとこの地を選んだことが由緒となっている。

生石神社

曽根天満宮

曽根天満宮 御朱印

菅原道真が愛した梅が
あしらわれた御朱印

学問の神様、菅原道真を祀る曽根天満宮。御神紋には道真公がこよなく愛した梅にちなんだ「梅鉢紋」が用いられている。梅は御朱印にもあしらわれており、梅まつりや正月の時期には限定の御朱印もあるそうだ。

曽根天満宮

荒井神社

荒井神社 御朱印

デザインが毎月変わる御朱印

ご祭神であるだいこくさまが弱った兎を助けたという神話「イナバの白兎」から、荒井神社の象徴として兎が取り入れられている。3種類ある御朱印は図柄や書き入れられる和歌が毎月変わるため、その違いを楽しみに訪れる参拝者もいるのだそう。

荒井神社

#03

目移り必死、絶品高砂ランチ!

高砂ランチ

市内の古社名刹を巡って神仏との縁や歴史をたっぷり堪能したころ、
お腹の虫が鳴りはじめる。心を満たしたあとはお腹もちゃんと満たしてあげたい。目移り必至の高砂ランチ、今日のお腹の虫はどれがお好み?

すし・かつめし 一平 かつめし

昔ながらの味を受け継ぐ

すし・かつめし 一平

創業60年以上の歴史を持つ、ご当地グルメ「かつめし」の名店。洋食だけでなく寿司も提供する。一番人気の「かつめし」は、甘酸っぱくフルーティーなデミグラスソースと牛カツの相性が抜群。洋食店として創業した先代の味を受け継ぎ、ホッとする食事が楽しめる。

  • 高砂市伊保港町1-4-24
  • 079-447-0650
  • 10:00-20:00 
    休:月曜(祝日の場合営業、翌日休)・火曜(月2回)
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奇をてらわない実直な逸品を。

かき幸

大正9年創業。大きくぷりっとした濃厚な味わいの広島県産牡蠣に、朝から仕込む利尻昆布と神戸から仕入れた鰹の合わせ出汁がこだわりのポイント。土手鍋発祥の地、安芸郡矢野の伝統に倣った「名代 かき土手鍋」は、奇をてらわない自然本来の味と彩りが堪能できる逸品。ぜひご賞味あれ。

  • 高砂市高砂町田町466
  • 079-442-0830
  • 12:00-14:00(L.O.13:30)
    17:15-22:00(L.O.20:30) 
    休:月曜
  • ※4月から9月は穴子がメイン
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かき幸

ミナミ

もっちり生地と甘辛い具が相性抜群!

ミナミ

1968年創業の鉄板料理の老舗。
もっちりした生地で甘辛く煮込んだ牛すじ肉と、ホクホクの北海道産じゃがいも、こんにゃくなどを挟んだ高砂のご当地グルメ「にくてん」や、お好み焼きなどが楽しめる。地元の人々から長く愛されてきた名物をぜひ味わってみて。

  • 高砂市荒井町中新町6-25
  • 079-442-4846
  • 昼11:00-14:00(L.O.13:30)/
    夜17:00-21:00(L.O.20:30)
    休:火曜・不定休あり
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ふっくらと柔らかな穴子を特製ダレで味わうひと時

茶そば・穴子 そらまめ

播州名物の穴子を焼き、ご飯と一緒に特製タレを絡ませてふっくらと蒸した「穴子せいろ蒸し」が看板メニュー。店主が修業時代に学んだメニューを再現した自慢の一品。出汁がきいたタレが穴子のおいしさを引き立てる。「茶そば」「紅梅蒸し(梅干の茶碗蒸し)」とセットで楽しんで。

  • 高砂市高砂町鍛冶屋町1416-1(高砂銀座商店街「高砂や」内)
  • 079-443-1735
  • 昼11:30-14:00(L.O.13:30・予約優先)/
    夜17:00-21:30
    休:火曜
  • ※完全予約制・当日予約の場合は19:00までに入店
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茶そば・穴子 そらまめ

古陰

ゆったりとした大人の空間で楽しむ
ヘルシーな古陰ランチ

古陰

アンティークな家具や古道具が並ぶ、ノスタルジックな空間が魅力のカフェ。
季節の野菜がたっぷりの「古陰ランチ」は数日ごとに内容が変わり、訪れる度に違う味わいを楽しめる。ランチのご飯は白米か雑穀米で選べるのも嬉しいポイント。不定期で開催される古道具販売イベントも魅力のひとつ。

  • 高砂市高砂町今津町535-1
  • 079-490-5311
  • 11:00-17:00(L.O.16:00)/
    ランチ 11:00-14:30
    休:不定休
  • ※繊細なガラスなどがあるため
    中学生以下は入店不可
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#04

旅の思い出を形に。高砂が誇る珠玉の逸品

高砂のお土産

旅の思い出を何か形で残したい。旅の楽しみを大切な人と共有したい。そんなとき、何かひとつお土産があると嬉しい。
訪れた土地の風土や歴史、文化をたっぷり感じられるような逸品が手元にあれば、遠く離れた旅先であっても思い出にひとっ飛びだ。

ツートンバッグ

ツートンバッグ

御影屋

7colors (縦型) 17,600円/(横型) 18,700円

高砂町に生まれた初代工楽松右衛門は、江戸時代に「松右衛門帆」を発明し、航海に革新的進歩をもたらした。当時の文化を継承しつつ、現代のトレンドに合わせたツートンバッグは、色鮮やかなステッチや帆布ならではの丈夫さといった、デザイン性と機能性を併せ持つ一品。

  • 高砂市高砂町今津町510番地
  • 079-440-9031
  • 土日祝平日ともに10:00~17:00
    休:なし
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竜山石

浮石資料館

竜山石ピラミッド(小) 4,000円/(大) 10,000円/Pot(植物鉢) 1,500円

生石神社のご神体「石の宝殿」と同質の竜山石でできた、小さなピラミッドと植物鉢。竜山石は魔除けや縁結びのパワーストーンと言われ、調湿・消臭機能があるため、お部屋のインテリアにもぴったり。浮石資料館では「石の宝殿」の解説が行われている。

  • 高砂市阿弥陀町生石171(生石神社内参集殿1階)
  • 079-447-1006
  • 土日祝のみ開館/10:00~15:00
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竜山石

宝殿焼

宝殿焼

柿の木窯

宝殿焼(コップ) 2,200円~ / (茶碗) 1,400円~

幕末に隆盛を誇ったのち廃窯となり、現在は幻の窯、幻の陶と呼ばれる宝殿焼。在りし日に日常使いの品として一般庶民に親しまれた名器が、「柿の木窯」でよみがえる。素朴な土味と無量の雅味の魅力をぜひ実際に手に取って味わってほしい。

  • 高砂市神爪5丁目21-2
  • kakinokigama@gmail.com
  • 木・金曜日/10:00~18:00
  • ※上記営業時間以外も対応可能。
    詳しくは直接お問い合わせください。
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焼あなご

下村商店

焼あなご中大 1串2,200円~

100年以上前から高砂の地で穴子を焼き続けてきた名店、下村商店。リピーターが多く、秘伝のタレがよく絡んだ肉厚な身はひと噛みすれば口内に炭火の芳香が広がる。手巻き寿司の具やふっくら炊き上げた白米の上に乗せて丼としていただくのがおすすめ。

  • 高砂市高砂町北本町1172
  • 079-442-0124
  • 6:00~16:00/
    水・祝日のみ7:00~16:00
    休:日曜日
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焼あなご

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#05

歩き疲れたときにホッと一息。
夕刻前のごきげん時間

夕刻前のひと休み

刺激たっぷりの体験も良いけど、そればかりだと何だか疲れちゃう。
体験をじっくり味わうためにも、あえて「ひと休み」をスケジュールに。

上田珈琲焙煎所 店主
上田珈琲焙煎所 コーヒー
上田珈琲焙煎所 猫

深煎りの香ばしさ。おしゃれな格子が目印の珈琲店

上田珈琲焙煎所

格子の隙間からやわらかな陽光が降り注ぐ。土間スペースをリノベーションした縁側風のイートインスペースは腰の落ち着きがとても良い。クリーンでコク深い甘みが特徴の「雨の日の珈琲」など、独特のネーミングコピーがあしらわれた店主おすすめの香ばしい深煎りコーヒーは、香り広がるこだわりの宝殿焼の器で。ひといきつくと、付かず離れずの距離感で愛らしい猫が様子をうかがいに来る。

  • 高砂市高砂町猟師町850
  • 080-1525-9774
  • 10:00~18:00/
    土・日・祝 9:00~17:00
    休:月・火曜日
  • ※イベント出店で臨時休業の場合もあるため、ご来店前にSNSで営業時間をご確認ください。
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珈琲焙煎所KOTI 店内
上田珈琲焙煎所 コーヒー
上田珈琲焙煎所 ドリップ

隠れ家的カフェでコーヒーの奥深さに触れる

珈琲焙煎所 KOTI

厳選したこだわりのコーヒー豆の焙煎・卸売を行うカフェ。
築80年の長屋をリノベーションした隠れ家のような雰囲気が魅力。店内やテイクアウトで楽しめるコーヒーは、豆だけでなく抽出方法まで選べる。淹れ方によって変わる奥深い味わいは、感動と幸せを運んでくれるはず。コーヒーに合う素朴な自家製ケーキもおすすめ。1人で訪れてもゆったりとくつろげる落ち着いた空間で、日常から離れた休息時間を過ごしてみては。

  • 高砂市高砂町田町465-1
  • 080-9126-1712
  • 月~金19:00~23:00(L.O.22:00)/
    土・日13:00~21:30(L.O.20:30)
    休:不定休
  • ※不定休のため、ご来店前にGoogle MapやSNSで営業時間をご確認ください。
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チゴイネルワイゼン 店内
チゴイネルワイゼン 外観
チゴイネルワイゼン コーヒーとスイーツ

日常のリズムを整えるひととき

チゴイネルワイゼン

もの寂しくも美しい旋律が哀愁を誘う、名曲『ツィゴイネルワイゼン』の世界観を体現したカフェ。あたたかみを感じるウッド調の内装に、店主夫妻が各地から取り寄せたインテリアが光る。「忙しい日常の中で落ち着ける場所を提供したい」との言葉通り、黄昏の陽光溢れる店内にはゆるやかな時間が流れている。石臼で豆を挽き、サイフォンで一杯ずつ丁寧に淹れられたコーヒーは、トーストやフルーツと一緒にいただけるアフタヌーンティーセットで。

  • 高砂市米田町米田110-1
  • 079-432-4336
  • 7:30~17:00
    休:不定休
  • ※不定休のため、ご来店前にGoogle MapやSNSで営業時間をご確認ください。
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#06

番外編

夜を彩る2つのイベント

万灯祭・Night Fantasy Illusion

万灯祭

年に一度、町には幽玄な火が灯る

2006年、高砂市高砂町が「歴史的景観形成地区」に指定された年にスタートした「たかさご万灯祭」。
地元有志の手によって約10,000灯のキャンドルに火が灯り、幻想的な一夜を演出する。灯が集積する4つのエリア「和みの灯り」「水の灯り」「夢の灯り」「結びの灯り」でコンセプトが異なり、それぞれ違いを楽しめる。「十輪寺」をはじめ、「善立寺」「三菱製紙魚町倶楽部」「工楽松右衛門旧宅前駐車場」では関西を中心に活躍するアーティストによるジャズライブも実施。目だけではなく耳でもファンタジックな世界を堪能することができる。

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Night Fantasy Illusion

高砂が誇る晩秋の風物詩

夜の帳が下りた空に煌々と輝く花が咲き、躍動感のある音楽とともに極彩色の直線が踊る。2014年から高砂海浜公園で毎年開催されている冬の風物詩「Night Fantasy Illusion」。
「高砂を今よりもさらに明るい豊かなまちにしていきたい」という強い想いで開催されている当イベントでは、夜空を彩る幻想的なメインコンテンツのほかにも、約20店舗の飲食ブース「高砂シーサイドバルi n向島公園」や、キラキラ輝くLEDライトのイルミネーションなどが楽しめる。

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