古くから「奇跡」と伝えられる建造物があります。いつ、だれが、何のために、どうやって作ったのか?
その由来は、神話を含めて諸説あり、人間の常識や現代の科学をもってしても、未だにその明確な答えはありません。
江戸時代の医者、橘南谿が記した書物の中で、“3つの奇跡”と紹介されたことから「日本三奇」と呼ばれ、悠久のときを超え、人々を魅了し続けています。
高砂で採れる竜山石は、古墳時代から現在まで1700年もの間採石され続けている、長い歴史を持つ石材です。
古くは石棺として利用され、主に権力者の石棺にこの竜山石が使われたことから、「大王の石」と称されてきました。
現代では、家の土台や石垣など、建築や造園に広く利用されています。
竜山石は硬度などの性質が均質で、節理が少なく、軟質なため採石や加工が容易いという性質をもっています。竜山石には、青、黄、赤の3色があり、中でも赤色は産出量が少なく、貴重です。
この石のやわらかな色合いと、手に取ったときのなめらかな感触が竜山石の魅力です。
常識では説明できない謎に満ち溢れた3つの建造物は、いまパワースポットとしても注目されています。
水に浮かぶ奇跡の巨岩、「石の宝殿」
山頂に突き立てられた、伝説の「天の逆鉾」
変事があると色が変わる。謎多き「四口の神竃」
兵庫県高砂市、宮崎県、宮城県にそれぞれ散らばる日本三奇。
いつ・誰が・何のために作ったのか分からない、その謎に是非触れてみてください。